愛してください、ヤンキー君
綾乃は真っ赤な顔でカバンから丁寧に包まれた箱をだす。

「ま、マフラーなんだけど・・・。」

「うれしい。手編み?」

「う、うん。真由に教えてもらって。朝までがんばってたの。」

「まじうれしい。」

「よかったぁ。」

「大好きだ。」

「私もだーいすき。」

「愛してる。綾乃だけはそばに居てほしい。」

「私も、そばに居たい。」

「約束だな?」

「うん。・・あ、あとね?言いたいことがあって・・・。」

「言いたいこと?」

何だろ?
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