恋歌 -The song of love sung with you -
「なあ蓮夏。好きなやついる？」
切り出したのは俺。
学級日誌を書いてた手をとめ、くすくす笑い出す蓮夏
全て知られてるようで、遠まわしに言ってしまった自分が恥ずかしい。
「…いるよ。大志は？」
一通り笑い終えた蓮夏は俺の方を向きまっすぐな瞳でそう言った。
俺が一番すきな蓮夏の顔
どんな事にも負けないような強い瞳
この瞳に俺は惚れたんだから
