奥さんに、片想い
あらすじ
平凡なだけである徹平は、真面目に仕事をこなすだけの男。女の子達から仕事で頼られても『いい人』で終わってしま男ではあるが、同じ部署にいる美人同期生にずっと片想い。近頃その彼女が職場で孤立していることを知った徹平は食事に誘って慰めたのをきっかけに恋仲に発展し、結婚をすることに。両思いと信じたい徹平だがイケメンとの恋の噂が絶えなかった妻がどうして自分を選んだのかがわからないまま。傷心の勢いで選ばれたのではと苦悩する。妻の過去が原因で妻と噂があった男にも恨まれ、徹平の行く道をことごとく阻む。娘と妻と平凡に淡々と過ごしていたのに出世話も邪魔をされ上手くいかない。妻は自分のせいだと気に病むのだが、徹平は最後、出世よりも妻と穏やかに暮らす日々を選ぶ。その後、邪魔をしていた過去の男が失脚し、徹平が出世をする。そして夫妻の元に再び愛の結晶が宿り二児の父親になる。結婚十年目、徹平は妻との両思いを確信する。