夜光虫
そして最近、地元の保育園への就職が決まった。


果歩に報告するととても喜んでくれた。


就職祝いもしてくれた。


なんかあたしの誕生日や就職だけ祝ってもらってるみたいだけど、ちゃんと果歩の誕生日や就職祝いもしている。


でも確かに果歩はあたしをよく祝ってくれるし、サプライズも好きだった。


こうした所も果歩は理想の恋人だった。


同棲生活がもうこんなに近くまで来ている。


果歩のアパートは二人で住むのには少し狭いので、家賃も折半出来るし、もう少し広い部屋を探そうという話になった。


デートではいつもインテリアショップで家具を物色していた。


あたしも果歩ももうすぐ同棲出来ることをとても楽しみにしていた。


その為の準備も進めていた。


あたし達は同棲を控えて、幸せの絶頂だった。
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