夜光虫
1月に就職が決まったので、母に果歩と一緒に暮らしたいと話した。
4月から保育園で働くので、余裕を持って3月位から同棲したいと考えていた。
もちろん同棲とは言わずに、同居したいと伝えた。
あたしの働く予定の保育園と果歩の働く高校が近いのでちょうどいいからと。
「もしかして」
それまで黙って話を聞いていた母が口を開いた。
「あなたと果歩ちゃんって付き合ってるの?」
あたしは母の直球の質問に押し黙ってしまった。
母はやはりあたし達のことを疑っていたのだ。
週の半分も元軽音部の先輩のアパートに泊まっていたら、いくら仲がいいといってもおかしいと思うのは当然のことかもしれない。
母はあたしの沈黙を肯定と受け取ったようだ。
4月から保育園で働くので、余裕を持って3月位から同棲したいと考えていた。
もちろん同棲とは言わずに、同居したいと伝えた。
あたしの働く予定の保育園と果歩の働く高校が近いのでちょうどいいからと。
「もしかして」
それまで黙って話を聞いていた母が口を開いた。
「あなたと果歩ちゃんって付き合ってるの?」
あたしは母の直球の質問に押し黙ってしまった。
母はやはりあたし達のことを疑っていたのだ。
週の半分も元軽音部の先輩のアパートに泊まっていたら、いくら仲がいいといってもおかしいと思うのは当然のことかもしれない。
母はあたしの沈黙を肯定と受け取ったようだ。