夜光虫
睦美さんが工場で働き始めて3ヶ月が経った。
10月になり、暑さが和らいできた時だった。
うちの部署で盗難事件が起きた。
盗まれたのは財布の中の現金で、帰る時に同僚がそれに気付いた為、犯人は15時の休憩の時に盗んだと推測された。
オレ達は休憩中に持ってきたお茶を飲んで、お菓子を食べている。
オレはいつものように休憩が終わったら睦美さんに水筒を預けた。
失礼な話だけど、睦美さんに水筒を一緒に置いてきてもらっていたのだ。
睦美さんがロッカーから出てきたのは一番最後だった。
それで睦美さんが怪しいと疑われてしまった。
「仕事は出来ないし、派遣だし、アンタがやったんでしょ!」
みんな口々に酷い言葉を睦美さんに浴びせた。
「私はやってません!」
10月になり、暑さが和らいできた時だった。
うちの部署で盗難事件が起きた。
盗まれたのは財布の中の現金で、帰る時に同僚がそれに気付いた為、犯人は15時の休憩の時に盗んだと推測された。
オレ達は休憩中に持ってきたお茶を飲んで、お菓子を食べている。
オレはいつものように休憩が終わったら睦美さんに水筒を預けた。
失礼な話だけど、睦美さんに水筒を一緒に置いてきてもらっていたのだ。
睦美さんがロッカーから出てきたのは一番最後だった。
それで睦美さんが怪しいと疑われてしまった。
「仕事は出来ないし、派遣だし、アンタがやったんでしょ!」
みんな口々に酷い言葉を睦美さんに浴びせた。
「私はやってません!」