夜光虫
「良かったら家に泊まっていく?明日土曜日だし」


私は美宇を家に誘った。


仕事とはいえ、クリスマスイヴに長時間残業させて悪いと思ったからだ。


「いいんですか!?」


美宇は驚いていたがホッとしているようだった。


物騒な所に住んでいるのは大変なのだろう。


外に出ると粉雪が舞っていた。


ホワイトクリスマスだった。


途中街頭でケーキを売っているサンタさんから小さいケーキを買った。


そしてシャンパンを買って帰った。


クリスマスイヴだというのにお笑い番組を見た。
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