ロボット少女
堤防でその後もカズと話続けた。
カズから
「あいつ、ロボット少女。
佐藤波音って名前。
陸上部入ってて、速いらしいよ。んで、頑なに心を開かない。
そんくらいしか、佐藤のことは知らないけど…まあ、お前に教えとくわ!」
といって
立ち上がって
「これからも、ずっと仲良くしような!よろしく!」
と言ってカズは帰っていった。
それから、すぐに俺は立ち上がって、バス停へ急いだ。
学校からのバスはもうないから、一般のバスを待って
帰ってきた。
なんだか、誰とも話したくなくて、部屋で寝そべりながら
美優と佐藤のことを考えていた。