ロボット少女


私は、虚しさと苦しさと嬉しさと怒りが立ち込めてきて。



居てもたっても居られなくて



川瀬の鞄と私の鞄を持って

川瀬を引っ張りながら走ってその場から逃げた。



あいにく、今日は部活もないので逃げるに逃げられなくて…



校門まで無我夢中で走った。



川瀬も、なんとなくついてきてくれた。





あたしナニやってんだろ。





1人で誰にも聞こえないくらいの声で呟いた。








< 7 / 19 >

この作品をシェア

pagetop