ロボット少女



私は、もう訳がわからなくて。



川瀬に話しちゃいそうで。
触れちゃいそうで。
怖かった。




川瀬に言われたことは全部当たっていた。



それだからかな?



何だか、涙が止まらなくて…





誰も知らないような
砂場とベンチしかない公園で、1人で声も気にしないで



大泣きした。



初めてだった。
自分の気持ちに正直になって、泣いたの。




その日見た空は、とても綺麗で…




また、一粒。涙が零れた。






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