いずれたどり着く場所
街を歩く…何気ない日常
朝…今日も寒いな…
地味なコートの上にダウンを羽織った…
すすきの揺れる田んぼのあぜ道を歩く…
水面に自分が移ってる…私は羽を広げて沈みながら飛んでいく…
駅のホームに着いた…
友達と他愛の無い話をするそんな何気ない時間が私は好き…
7時に一号車に乗り込む私はいつも一号車の日当たりの良い四人席に座る窓に映る自分はあの頃と変わってなんかない…
音楽でも聞こうか…
私はイヤホンで自分の好きな歌を聞いた
駅のホームに着いた…
なんか良い匂いがするなー…
香水の匂いが前を歩いてるにーちゃんから…風下にいる私の所まで来るんだ…
朝、私は安物の香水のフローラルを選んだ…改札口は混雑していた…縦にいく人…横に行く人本当にすげー人の数だな…この中に何人、私の知ってる人が居るんだろ?
いや、いないんじゃないか?
そんなくだらない事を考えていたら複雑な気持ちになった…
駅前の本屋のスローガン
翼が折れた天使達

可哀想な天使…私はぼんやり考えた…
歩道橋に登った…
ストリートミュージシャン…良いね…賑やかで良いよ
ドスンと振動…車が通り過ぎる度に振動がくる…デパートを通り過ぎると…スケボーをしているにいちゃんがいた…私好みだな…
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