かよちゃん。

それから、暫くしないうちに、先生がやってきた

どうやら2年から持ち上がりらしい。見知った先生なので、少し安心した。

先「おーい、席つけー」


『じゃあ、またね』

舞「ん、がんばれ!」

そう言うと、舞も席に戻って行った。


ざわざわと教室が騒ぎ少しずつ空席が埋まっていく

さっき頑張ると決めたばかりだが、隣や近くに女の子が来てくれることをしっかりと祈ってしまう。

期待と不安で、少し手が汗ばむ

緊張する…

すると、右隣の椅子がガタンと揺れ誰かが座ったようだ、

男か、女か、顔を確認する勇気が私にはない。

「ねぇ」

は な し か け
ら れ た 。




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