最後の恋
「あんたらちょっと待ちなょ。」


あたしたちの前には5人の女の
先輩が立ちはだかっていた。



「あの…」



「あんたらあたしら潰しに
きたんか?」



「まさか」



佳奈は普通に答える。



「何しにきた」



「あんたら先輩には関係
ないことですから」



「あ?あんた誰に口きいてんの」


「うちの勘違いじゃなかったら
目の前にいる先輩方ですけど?」



「ふざけんな。この糞が!!」



一人の先輩が佳奈に手をあげる
寸前に後ろから声が。



「俺の妹に何か用?」



え…?








龍神だ。
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