本気で好きなの……。
1,
あたしは中学1年の川崎ほのか。
あたしには小学校の頃から好きだった神川たいがって男子と中学に入って同じクラスになった。
ある席替えで、あたしは神川の後ろの席になれた。
すごく嬉しかった。何度もしゃべりかけてくれた♪
あたしの横の席には、神川との恋をすごく応援してくれてる岩井龍也(いわいたつや)って男子が居て、授業中も一番後ろの席だからずっと神川の話してたんだよね~♪
岩井「お前な、もう告白しちゃえばいいんだよ」
ほのか「そうだけど…。そんな簡単に告白出来ないよ」
岩井「俺が神川のこと色々と聞いといたるわ」
ほのか「例えば?」
岩井「神川のタイプとか」
ほのか「好きなひと居るのかな……。」
岩井「聞いたるわ」
ほのか「え…!?」
急いであたしは勉強してるふりをした。
だって、目の前に神川が居て、さっきまで神川の話してたのに……。
恥ずかしい……。
岩井「お前好きな奴いんの?」
神川「今は居ない」
岩井「気になってる奴とかは?」
神川「さぁねー」
その時ぐらいに、神川はあたしの方を見た。
下向いてたけど神川がこっちを見たのはわかった。
もしかしたらあたしの勘違いかもしれないけど…。
ほのか(なんで今あたしを見たの??)