†穢れなき小鳥の殺し方†

それからシャワーを浴びて・・・・・・、


「きゃあ!!」

「は?」


バスルームから出てきた俺に悲鳴を上げ、和香は両手で自分の顔を覆った。


「ふ、服!」

「ん?あぁ、洗濯しとけよ」

「着てください!!」

「・・・・・・は?」

「目のやり場に困ります!」

「・・・・・・」


俺はパンツ一枚だけの状態で。


「ここは俺んちなんだよ。パンツ履いてんだから文句言うな」

「――む、無理ですぅ!!」


これだけはどうしても引かなかったから、俺は仕方なくスウェットの上下を着ることにした。

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