†穢れなき小鳥の殺し方†

「すみません」

「・・・・・・」

「これ、美味しいです」

「・・・・・・チャーハンの元を使って失敗するヤツなんていねぇ」


いや、目の前に居たな。

チラッと和香を見ると、「・・・・・・すみません」と小さく零し肩をすくめた。

たまねぎを切らせようとしても包丁の持ち方からなってない。

卵を割らせれば殻は粉々、

焼くくらい・・・・・・、と思ってやらせたら見事焦げまくり。

全くもって使えねぇ。


「あの」

「なに?」

「少し、勉強っていうか練習します」

「・・・・・・そうしてくれ」


その後の片づけで皿が割れた。

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