†穢れなき小鳥の殺し方†
「ショウ、靴磨いとけ」
「・・・・・・はい」
こんなのも当たり前。
先輩の言うことには絶対服従。
でも、滑稽なことにこんな世界にでも『派閥』なんてものがあって、
「ん?ショウ、その靴お前の?」
「いえ、ミキヤさんのですけど」
俺をここに連れてきたのは、NO1ホストの翼さん。
「ミキヤ、なんでショウを使ってるの?俺、頼みたいことあるんだけど、靴、自分で磨けるよね?」
ニッコリ笑う翼さんにミキヤさんは慌てるように「はいっ、大丈夫っす!」と、俺の手から靴をもぎ取った。