†穢れなき小鳥の殺し方†

「いいよな、お前」

「・・・・・・なんで?」


同じように便所掃除係のシン。

18の俺より年下なんじゃないかと疑いたくなるようなベビーフェイスの持ち主だ。


「翼さんに目ぇかけてもらえるなんて」

「そんなんじゃねぇよ」

「いや、そのおかげで苛められてないだろ?」

「苛めって・・・、ガキか?」


フンっと笑う俺にシンは大きくため息をついた。


「俺、向いてないのなかぁ・・・・・・」




シンは結局、その2ヶ月後、店から居なくなった。

上の奴らにかなり陰湿ないじめを食らってたって後から聞いた。
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