†穢れなき小鳥の殺し方†
獲物
それでも遙香は店にやってきた。
キャッシュカードって言うのは便利なもので、手元に金が無くてもなんとかなる。
「叶様、このカードは・・・・・・」
限度額を超えさえしなければ。
「ちょっ、嘘!?なら、こっちのカードで」
会計で焦りまくる遙香。
こんな姿を見れるだけでも楽しくなってしまう。
だから、
「いいよ、今日のは俺に付けといて」
「ショウ・・・・・・」
「今日も来てくれてサンキュな?」
俺は馬鹿笑いしたいのを堪えて、優しく微笑んでやった。
だってゴールドカードが使えないなんてな?
上限って一体いくらなんだか。
そのおかげか俺は、
店でNo.3にまでのし上がってた。