†穢れなき小鳥の殺し方†
転がり落ちるときは簡単で。
「そんなっ!?品物はもう出来たんですよ!!中田さん!!」
発注先が倒産した。
当然金は入らない。
特注品だっらから余所に売ることも出来なかったらしい。
売れもしない在庫品が小さな工場の片隅に積みあがっていく。
いつの頃からか、
全く給料が払えなくなっていた。
「桧垣さん!融資してくれるって――、えっ?副頭取!?ちょっと!!」
銀行からの融資も受けられなくなった。