†穢れなき小鳥の殺し方†

そうなると面倒だからそう答えて立ち上がろうと腕に力を入れたけど、


「――っ」


痛みに上手く身体を動かせなくて、俺はゴミ溜めの中に再び身体を沈めてしまった。


「目が死んでるよ」


そんな俺にそいつは静かにそう言った。

その台詞がなんだかムカついて、


「ほっとけよ」


俺がそう返すとそいつはまたニコリと笑って、


「その目、さっきよりマシだね」


なんて言って、


「うっ、やめっ――!!」

「ほら、立って。こんなところに寝転がってたらゴミと間違われるよ」


俺の胸倉をつかんで、ゴミの中から俺を引きずりだした。

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