†穢れなき小鳥の殺し方†

「・・・・・・もしかして未成年?」


マジマジと俺の顔を見て言う言葉に俺はフイッと顔をそむけた。

だったらなんだ?

警察にでも突き出す気か?


「家に帰りたいなら警察までついてってあげるけど?」

「・・・・・・ねぇよ」


俺に『家』と言えるような場所は無い。


「もしかして『家出』したの?」

「違う」

「じゃ、迷子?」

「なわけねぇだろ!」


こいつ、馬鹿か!?
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