†穢れなき小鳥の殺し方†

「あの・・・・・・」

「あぁ!?」


見上げるとマグカップを持った彼女。

俺の声に驚いたのか、カップの中のコーヒーがチャプンと音を立てた。


「ど、どこに置けば」

「あぁ、その辺適当に」


そう言うと少し辺りを見回して、ベッド傍の棚の上に置いた。

俺は携帯片手にカップに手を伸ばして口に運んで――


「――ぶっ!!なんだこれ!?」


苦い!

ブラックとかそう言う時限じゃなく苦すぎる!!


「えっ?あ、あの!?」

「お前、何入れた!?」


もしかして毒でも入れたとか!?
< 91 / 203 >

この作品をシェア

pagetop