君との関係は幼馴染


冬夜の少し後ろに
美琴と他の女子たちと楽しそうに笑っている滝人がいた

「なんで?」
「夏奈!!」
私に気付いた美琴が驚いてこっちに向かってくる。
滝人もこっちに気が付いた。

「夏奈・・・。大丈夫?」
「う、うん」
なんで私がさそっても来なかったのになんで美琴ときてるの?

あぁ簡単なことか
別に滝人とは付き合ってるわけじゃないし・・・

滝人は美琴が好きなんだから・・・

そんな事を冷静に考えている自分に一番驚いた。

美琴も滝人が好きなのかな

だから電話のときあんなに笑ってたのかな

「冬夜」
滝人がこっちにむかってくる

「滝人きてたんだ。」
「あぁ。・・・・・せっかく二人にしてあげたんだ頑張れよ」

なに話してるんだろう
聞こえないや。

「二人って!滝人お前わざと・・?」
「まぁな。気が利くだろ?」

冬夜があんなに険しい顔するの初めて見た・・・

「夏奈」
ぼーっとしていて滝人が近寄ってきているのに気が付かなかった。



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