君との関係は幼馴染
「滝人・・・」
いつもバカみたいに笑ってる滝人が今日は
真剣な顔をしている
「冬夜と付き合うのか?」
「・・・私は!」
「付き合えば?本当に似合ってるよ」
私の言葉をさえぎって滝人がそう言った。
滝人はもう笑っていた
分かってたけどやっぱり滝人のなかでは私はそれだけの存在だと
改めて分かった。
「夏奈!!」
気が付いたら走ってその場から逃げていた
追いかけてきてくれたのは
私が望んでいた声じゃなく
冬夜だった。
「夏奈・・・泣かないで?夏奈が泣いてると俺も悲しくなる」
「冬夜・・やっぱり私は滝人じゃないとダメみたい。だから・・・」
――――――「ごめん」
そう言いかけた時
私は冬夜の腕の中にいた。
「冬夜・・?」