君との関係は幼馴染
  
「夏奈!鐘なるからはやくー!!」
基本マイペースな私は美琴に引っ張られるように
して教室に向う。
「めんどくさいなー」
「もう!先に行くよ!」
先に行ってしまう美琴。
でも結局戻ってくることを知ってるからあえて
おわない。
「やっぱりね・・」
私が声をかけないから戻ってきた。
「引き止めろ―!!」
「なんで?戻ってこいって言ってないし」
私がそう言うと必ずと言っていいほど拗ねる。
そんな美琴が面白くてこんなやり取りを
ほぼ毎回している。

何年やってるかな・・・これ
「おい!川崎遅刻なるぞ・・少しは焦るとゆーことを覚えろ!」
あ、美琴・・・逃げやがった・・・
あとで覚えてろ。
てかさ先生。遅刻ってかなり久しぶりなんだよね。
だからそんな怒らなくてもいいじゃん。

「今寒気が・・・・気のせいだよね!うん」
美琴はさっと自分の教室に入って行った。
はぁ来年は同じクラスにならないかな~

そんな事を思っていると教室の目の前についた
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