君との関係は幼馴染


言い返そうとしたが
まるで私を避けているようにすぐ私の前からさっていく 

「気のせいだよな?」

しかし
休み時間も昼休みもいくら話しかけても避けられる。

とうとう放課後になった
「夏奈。ごめん待った?」

靴箱で図書委員の仕事をしていた冬夜が来た。
たった数十分なのに走ってきた冬夜に自然と笑みがでる

「どうかした?」
「べつに~」

おかしくてずっと笑っている私に首をかしげる冬夜
その姿がよけいにおかしくて笑いがとまらない

   ドンッ
「わ、わるい」
「うん。」
滝人・・・

やっぱり話してくれない。
「夏奈、ちょっと待ってて。」
冬夜はそう言って滝人を連れて私から少しはなれた。

「お待たせ」
しばらくして冬夜が私のところに戻ってきた

「ねぇなに話してたの?」
「内緒」

何を話していたのか聞いても教えてくれない。

まぁ聞かれたくないこともあるだろうし・・・・
いいか。

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