君との関係は幼馴染
そんな優しい顔で笑わないでっ
お願い、やめて
もう冬夜を裏切りたくないのっ
「夏奈?」
「そんな、優しい声で私の名前を呼ばないでよ・・ばか」
ふと気が付くと私は泣いていた
怖くて滝人の顔も見れないしっ
「夏奈、俺はっ」
「夏奈?!どうしたの?」
「っとーやぁ!!!」
私は冬夜に抱き着いた、滝人の顔を見ないように強く・・・
「滝人・・・お前夏奈になにしたんだよ!」
めずらしく冬夜が声を荒げた
―――ビクッ
怖い。一瞬冬夜にたいしてそう思った
「ごめん夏奈・・・怖かった??」
「大丈夫っもう行こう?ねっ」
冬夜は納得していない顔だったが
私は無理やり冬夜の手をひいて屋上へと向った
「冬夜もやっぱり男子なんだね」
私は今屋上で冬夜と二人きり・・
冬夜に膝枕をしてもらっている
「なんだと思ってたの?」
「女子・・とか?」
「女子って・・それよりさっき怖かった?」