俺様王子の初恋










彼のことを好きな人たちを
どれくらいガッカリさせたんだろう。
私なんかと一緒に居るだけで
彼の評判はどれくらい落ちたんだろう。















その先にある答えなんか、
私の中には一つだけだった。











「 こ、ゆうの嫌なんです。
  すごく・・・ッ、迷惑なん・・ッ 」







息が上がって、
涙は止まらなくて、
最後に彼を目に焼き付けたいのに
目の前はぼやけて、よく見えなかった。











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