俺様王子の初恋





ただ、先生と先輩が兄弟。
それだけ分かっただけで
私の中にあったモヤモヤは
なくなった。





すっきりした、のに
先生のあの泣き顔と言葉が
頭から離れない。





先輩は私のことを、”離さない”と
言ってくれたけど












「 ・・・ほん、と・・・・かなぁ・・ 」






夢か現実かもよく分からない。
私には分からない話ばかりだから。
たった一日で世界が180度回転して
それで私はたくさんのことを知った。











目を閉じれば一日が終わる。
なんとなく”嫌だ”と抵抗したけど
重い瞼が下りてきて、私はそのまま
深い眠りについた。









< 239 / 326 >

この作品をシェア

pagetop