秘密な彼女と彼氏①

「...うん」
しばらくして女の子は小さく頷いた。

とたんに女の子を取り囲んでいた深い闇がスーとはれた。

私は笑顔で女の子を見た。

「我が名は仙崎桃。
我が名にもって命ず。
今聖鳥出でよ。
鳥門(ちょうもん)よ開け。
我が聖鳥(せいちょう)
羅李夢(らいむ)召喚。」

凄まじい光とともに
きれいな朱色の聖鳥が舞い降りてきた。

「行こっか。」
私は女の子の手をとり聖鳥(羅李夢)に乗せた。

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