秘密な彼女と彼氏①
2階の自分の部屋から
階段をかけ降りて
玄関に向かった。
こういうときに
家が広いと不便だなぁー
と思った。
私の家は
普通の家に比べたら
結構大きい方だ。
呪術士の関係かもしれないけど。
本家は中国にあるらしい。
幼い頃に一度
行ったのだが
あまり覚えていない。
だから私は
中国語と英語は話せるようになった。
「お母さん行ってきます。」
「いってらっしゃい。」
お母さんはキッチンから
声をかけてくれた。