太陽の光
「はぁ…」
ため息をつきながら席に座る。
「またあの子来てたん?」
「うぉっ」
いつの間に来ていたのか、前の席の達哉が俺に尋ねてきた。
「あぁ」
「毎日毎日頑張るなぁ。こんな無愛想のどこがいいんだか」
「本当。陽なんかやめて俺にすればいいのに」
晃が加わる。
「あほか。お前彼女おるやん」
「冗談だって。それより陽。桜ちゃんってやっぱめっちゃモテるらしいよ?」
「あっそ。あいつがモテようが俺に関係ないから」
そぅ言って机に伏せる。
どぅせ次はHR。
寝てても問題ねぇな。