太陽の光


どれくらい時間が経ったんだろうか。

フワッ

ふいに甘いにおいを感じた。

トントン

「陽くん?」

肩をたたかれる。

「陽くんお昼だよ~。起きて一緒にご飯食べよう?」

またあいつか。

面倒だから無視してみる。

「クスクス。月嶋さん?無理よ、陽くん起きないから」

クラスの女子の声。

「そぅなの?陽くーん」

心なしか寂しそうにあいつがつぶやく。

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