太陽の光


砂浜が近づくにつれて、少しずつ人の声が聞こえてくる。

海の家にはまだたくさん人がいた。

「お姉ちゃん、1杯どう?」

明らかに酔っ払っている男の人に声をかけられた。

「未成年なんで」

「そんなこと言わないで飲もうよ~」

腕を捕まれた。

「いぇ、本当に結構です」

「いいじゃん少しくらい」

グイッ

「痛っ」

強く手を引かれた。

「やめてくださ―――――――」

グイッ

逆の手を引かれた。

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