太陽の光
*+桜+*


なんで陽くんがいるの?

反射的に走り出していた。

ガシッ

「待てよ!」

あの、海での夜と同じように陽くんが桜の腕をつかむ。

「おい、こっち向け」

下を向いたまま首を振る。

「桜」

陽くんが名前を呼ぶ。

ずるいよ。

振り向きたくなっちゃうじゃん。

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