C'est la vie!
ーーーー!!!!
あたしは悲鳴も上げられないまま絶句して、思わず後ずさった。
しかも、頭蓋骨の上にはブリトニーさんのチョーカーとおそろいのデイジーのお花が乗せてる。
お洒落なしゃれこうべ??
なんて駄洒落言ってる場合じゃない!!
「な、なんっ!!」
何でそんなもの普通に持ってられるんですか!と言う言葉が出てこなくて、あたしは口をぱくぱく。
「あ、これ~?リビングの暖炉の傍に落ちてたの」
落ちてた!?だからってそれを拾ってくる!?
あたしの心の叫びを聞いたのか、ブリトニーさんはくんくん鼻をひくつかせて頭蓋骨の匂いを嗅いでいる。
「あ、大丈夫~これ作り物みたいだから♪ね、ボール遊びしましょう♪」
にっこり天使みたいな笑顔を浮かべるブリトニーさん。
たとえ作り物だからって言っても、
「いや、無理!!絶対無理!!」
あたしはブンブン頭を振った。
「え~??レイはたくさん遊んでくれたのにぃ」
え―――……?
ブリトニーさんは名残惜しそうに頭蓋骨を撫で撫で。
そのふしに
ふわり
またもあの香り……
セラヴィが香ってきた。