C'est la vie!


そんな!


まさかあたしも!?


あたしは慌てて自分の胸に手を当てた。


心臓の音―――…しない……!


どこをどう探っても音はしないし、鼓動が手のひらに伝わってくることもない。


あたしは目を開いたまま零くんの顔を凝視すると、


零くんは困ったように眉を寄せて軽く肩をすくめた。






嘘―――




あたし死んじゃったの!?




あたし、幽霊!?





そして




零くんも





幽霊――――














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