C'est la vie!
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一体、どれぐらい時間が経ったのだろう…
日差しが差していた窓の外はすっかり暗くなって、またあたしの嫌いな夜がやってきた。
だけど…
あたしは零くんオススメのマンガを夢中になって読みふけって、最後には…
「う゛ぅっう!」
あたしは北斗の拳を読んで号泣。
「ラオウ…死んじゃわないで…」
しかも…
『我が生涯に一片の悔いなし』
この言葉…何て骨身に染みる言葉なんだろう…
ラオウ…ちゃんと成仏できるといいね。
あたしもがんばるよ。
なんて妙にしんみり…
してるところで、はっ!となった。
れ、零くん!?また居なくなっちゃったりしてないよね!
慌ててキョロキョロすると、すぐ隣りでクロウさんが体育座りをして頬杖をついていた。
「心配しなくても、レイならそこでぐっすりおやすみさ♪」
にこにこ笑って、クロウさんはあたしを挟んで反対側を覗き込んだ。