C'est la vie!


「ねぇねぇ!あたし一体何したの!?」


零くんの袖を掴んで勢い込むも、二人とも意味深に顔を合わせ、にやりと笑って


「「ひ・み・つ♪♪」」


なんて声を揃えた。



「教えてよーーー!!」



しんと静まり返ったお屋敷に、あたしの声が響き渡り、二人の明るい声が響いた。



――――

――


零くんは、あたしを心配させないよう極力あたしの傍に居てくれる。


零くんは、良く笑う。


零くんは、北斗の拳になると話が止まらなくなる。


零くんはあたしのことをペット扱いする。


零くんは、あたしの思っていた人物像とちょっと…いや、かなり違うケド…




あたしはそんな零くんも好き。




ちょっと変だけど、


頼れるし―――優しい……




だから余計聞けない。



ミサトさんのこと―――どう想ってるの?






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