C'est la vie!



嗚呼……この感じ、激しく誰かと被る…


そう考えて、思いついたのが、



『モップ~♪』
『レディ♪』



嗚呼…零くんとクロウさんだ。


この人、あの二人と同じ匂いがする。


ブリトニー…もとい女の人はさらに心配そうに眉を寄せて、


「ホントに大丈夫??」


と可愛らしく首を傾げる。


わ……近くで見たら益々美女…


おまけに優しい。


でもこの人も……きっと幽霊なんだろうな…


あれ……でも、この人どこかで見た気が―――


じっとブリトニーさんを見つめると、ブリトニーさんの大きな左目の下に泣きほくろがあることに気付いた。


う゛~~ん…こんなにきれいな人早々忘れそうにもないんだけど。


でもどこで見たんだっけ。


「私の顔に何かついてる?」


ブリトニーさんはにこっと微笑んだ。


「いえ!何でもありません!ところであなたはクロウさんとどういう関係なんですか??」


クロウさんのことを知ってるようだった。


それも昨日今日って仲じゃなさそうだ。


しかも何か雰囲気がクロウさんに似てる気がするし。





「ヤキモチかい?アスミ」






ふいに闇の中で聞き覚えのある声が聞こえて、あたしとブリトニーさんは揃って声がする方に顔を向けた。






< 71 / 194 >

この作品をシェア

pagetop