.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚
「え…?光が……?」
「……っ…この間…買い物行ったら、光が知らない女とホテルに入っていくの見ちゃって…。問い詰めても何も言わないの……」
カナは再び、うう…と泣き始めた。
最低…。
光のヤツ……!
「カナ、じゃあ……光とはどうするつもりなの?」
あたしはカナの顔を覗き込んだ。
カナは視線を泳がせる。
「……別れた方がいいかもしれないけど…あたしは…別れたく、ない……」
「カナ……」
あたしは何も言えなかった。
だってカナがどれだけ光を好きか知ってるから。
光がどれだけいいヤツなのか知ってるから。