.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚
「……そう。なら…別に別れなくてもいいんじゃないかな?」
「えっ…?」
カナは驚いたように顔を上げた。
「だって…カナは光が好きなんでしょう?そんな簡単に別れられる相手なの?」
カナは咄嗟にブンブン首を振った。
あたしは安心したように微笑む。
「なら大丈夫ね。光と話してみたら?まずは話し合わなきゃ」
「うんっ…ありがと!汐莉!!」
カナはあたしに抱き着いてきた。
カナは本当にいい子。
だからこそ…幸せになってほしいのよ。
あたしみたいに…
苦しい思いはしてほしくない。