.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚
「い、いきなり何言うのよっ////」
あたしはあからさまに動揺してしまった。
やだやだ。
カナは危ないわ…。
「え〜?だって…一ノ瀬さん、あの合コンの時、汐莉のこと好きっぽかったんだもん!汐莉のことばっか見てたし♪♪」
カナはニヤニヤしながらあたしの背中をバンバン叩く。
「き、気のせいよ…きっと……」
あたしはクルッと後ろを向き、コーヒーを淹れ始める。
「い〜や!絶対そうだった!いいじゃん、一ノ瀬さん!イケメンだし、お金持ちだし、性格良いし!何が気に入らないのぉ?」
カナは不思議そうにあたしを見てくる。
「だって28で部長でしょ!?とんだ大出世じゃん、一ノ瀬さん!」
「ん〜…まぁそこら辺は凄いわよね」
あたしは素直に頷いた。
慎也は28歳という若さで部長という役職に就いている。