.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚
「……もしかして…一ノ瀬さんと何かあったの?」
「!!」
あたしはビクッと反応してしまった。
今、慎也の話をさせるのはちょっと……
「ねぇ汐莉。どうして黙ってるの?何かあったなら話してよ……あたし達、親友でしょ?」
カナは優しくそう言ってくれた。
そんなカナに、あたしの涙腺は緩む。
「あ〜ほらー。泣くならここ出よ?」
カナはあたしをゆっくりと立たせ、オフィスを出た。