.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚
「慎也?どうしたの?なんかボーッとしてるよ……きゃっ」
俺はたまらず、顔を覗き込んでくる汐莉を抱き締めた。
俺の腕の中にスッポリと収まる、華奢な体。
フワッと汐莉から香る甘い匂い。
浴衣から出た色っぽい首筋やうなじ。
「し、んや…?あの……」
「……浴衣」
気付けば、俺はボソッと言葉を発していた。
「ゆ、浴衣が…どうかした…の?」
「……汐莉」
俺はグッと腕に力を込める。