.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚

「ずっとね?彼氏と花火を見るって夢だったんだ。昔から、ずっと」




「汐莉……」




「あたし、慎也といれて幸せ。恋人になれて…すごく幸せ。これ以上の幸せなんてないから…ね?」




汐莉は優しい笑顔だった。




……愛しい。




俺には、ただその感情があった。




「俺もだ」




俺は汐莉に向かってそう言った。




こんなに誰かを愛しく感じるのは、28年間生きてきて初めてだ。




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