.゚+。・ Glorious Kiss ・。+゚
「じゃあ着替えしちゃうわね!」
あたしは慎也のスーツの上着に手を掛けた。
するといきなりグッと手首を掴まれた。
ドキンと胸が鳴る。
熱のせいか、慎也の手が凄く熱い。
「し、慎也…?着替え……」
「いい……先に、汐莉が欲しい…」
「え……きゃっ」
次の瞬間、あたしの体はベッドにバフッと沈んでいた。
見上げれば天井と、妖艶な表情をした慎也の姿。
手首をベッドに固定され、身動きが取れない。
「ちょっ…慎也!?ダメッ……」
「黙れよ」
慎也はあたしの首筋に顔を埋める。
「ん……」
ダメ…
首筋だけは、弱い。
あたしは簡単に力を無くしてしまうから。