名前の無い物語
帆志と霧也はハァと同時に溜め息を吐いた
…世話も大変だよな
ある幼馴染みを思い出して、海はフッと笑った
「とりあえず別れるぞ。その方が何かと都合が良い。」
梅田の案で
というか、じゃんけんで
祐希
吉野
海
柚歌
瀬那
帆志
梅田
霧也
智
に決まった
「上手く祐希と離れたな。こっちのチームは安全だ。」
「オイ梅田!帆志に変なの吹き込むなっ!!」
「本当の事だろう疫病神。」
あぁ…神様
どうか霧也の口を塞いで下さい
二度と毒舌吐かないように縫って下さいぃぃ!!
「よし、じゃあどっちが良い情報手に入れるか勝負だ!」
半分ヤケの祐希の提案
その案に
全員が怪しい笑みを浮かべた