名前の無い物語
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果たし状
お前らが大事にしているネガは預かった
返してほしければ、希望が浜三番倉庫まで来い
相沢帆志一人で来なければ…ネガは無事でいられると思うなよ
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「…何だコレは。」
「今日、朱雀達を偶々見かけて…たぶんソイツ等だと思う。」
智の言葉に梅田は深い溜め息を吐いた
何でネガごときでこんなメール送れたんだ
全員が同時に思った
「つうか、帆志指名されてんじゃん。」
「帆志じゃなきゃ、ネガさんは無事ではいられないらしい。」
「超遠回しだな。」
燃やす位の表現は出来なかったのかコイツら
「とりあえず、ネガなんてこの際どうでもいいな。」